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    <title>the Review (in the past)</title>
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    <updated>2012-02-05T02:57:57Z</updated>
    <subtitle>audio sharing および宮﨑勝己が許諾を受けている筆者の方々の、過去の製品レヴューを公開しています。</subtitle>
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    <title>ソニー TC-9000F-2</title>
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    <published>2012-02-05T02:39:13Z</published>
    <updated>2012-02-05T02:57:57Z</updated>

    <summary>菅野沖彦 スイングジャーナル　12月号（1972年11月発行） 「SJ選定新製品...</summary>
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        <category term="オープンリールデッキ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="ソニー／エスプリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="菅野沖彦" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="tc9000" label="TC9000" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">菅野沖彦</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">スイングジャーナル　12月号（1972年11月発行）</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">「SJ選定新製品試聴記」より</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p><div>　２トラ／38。いうまでもなく、数多いテープ規格の一つ。1/4インチ巾のテープ上に２本の録音帯をもって毎秒38cmの速度でとばして録音再生をおこなう磁気録音方式のことである。オープン・リール・タイプとして、今、アマチュアに最も普及している規格は、４トラ／19であろう。トラック数が倍で、スピードが半分というわけだ。トラック数が倍ということは、それだけ一本あたりの録音帯の巾は狭い。磁気録音の規格上録音帯の巾は広いほど、走行速度が速いほど、物理的には有利であり、高性能の録音が可能なのである。その反面、テープの経済性では不利であり、同じ収録時間を得るには４トラ／19より２トラ／38はスペースで倍、走行速度で倍、都合４倍のテープを消費することになるのは止むを得ない。いい音を得るためにはお金がかかるのだ。２チャンネル・ステレオでは２トラックの場合は、片道録音、４トラックの場合は往復録音であることはいうまでもない。２トラックが４トラックよりも便利な点は編集が可能ということも見逃せない。４トラックでは、往きの録音である部門を編集しようと思うと帰りの録音帯も一諸に切ってしまうから編集を考える場合には、帰りの２トラックは遊ばせておかねばならないという不都合がある。結局、片道しか便のないということで、経済的にも、音質的にも無駄をするというわけだ。</div><div>　こんなことを総合して考えた時、２トラック式が必要なことは理解できるだろうし、カセットの性能が向上してくるにつけ、カセットと２トラック式の間にはさまった従来の４トラックがやや中途半端な性格にならざるを得ないという最近のテープ界の実情もあわせて理解していただけるのではないかと思うのである。</div><div>　そこで、高度な音質を求めるアマチュアに２トラック式のオープン・リール・デッキが見直されはじめ、今、一つのブームを作りそうな気配を感じるのは私だけではないだろう。従来からも、高級マニアの間で、このテープ・デッキを持って優秀なハイ・ファイ性を楽しんでおられる人たちがいたが、これから、ますますそうしたファンが増えつつあるのだ。</div><div>　機を見るに敏なメーカーは、早速この２トラック式のテープデッキに力を入れ始め、従来20万円級のものしかなかった市場に、ティアックやパイオニアが10万円を少々超えた値段で製品をつくるようになったわけだ。ここに紹介するソニーのＴＣ９０００Ｆ２は、23万円という価格でそうした普及型の２トラック・デッキではないが、テープレコーダーの専門メーカーとしてのソニーのコンシュマー用の製品の中での最高級機にふさわしい風格をもったデッキである。録音は２トラックの19cmと38cm。再生はこれに４トラックの２チャンネルが加わる。つまり録音機としては２トラックに徹しているけれど再生は、従来の４トラック・ステレオのミュージック・テープのプレイバックをも考慮したものだ。ヘッドは、Ｆ＆Ｆと称するソニーのフェライト・ヘッドを使い、駆動はデュアル・キャプスタンによるクローズド・ループ式。もちろん３モーター式で、操作は軽く確実なリレー式だ。電源は50、60Hz両用で扱いやすい。</div><div>　使ってみた感じでは、このクラスの製品としては、もう一つ徹底して高級なマニア用であってもよいのではないかという気がしないでもない。つまりバイアス・セットは、ノーマルと同社のＳＬＨとの切換ということになっているが、いろいろなテープが存在する現状からして、そして使う人がかなりの技術をもった人にターゲットをしぼれるはずだから、イコライザーと共に半固定可変式というところまで踏み切ってもよいだろう。10万円ちょっとのデッキが出るという現状からすると、20万円を超えるものでは、そこまで踏み切ってもよいようにも思う。また早おくりのスピードも少々遅い。ローディングは、キャプスタンとヘッドハウジングがくっつきすぎてやや厄介。エレクトロニクスのＳ／Ｎはよくトランスポートの特性をよく発揮する。音質は、デリケートなニュアンスと透明感、ややまるまったハイエンドに一つ不満があるが、２トラ／38の醍醐味を味わえる高品位のものだった。美しいデザインはソニーらしい手馴れたもので、現代的な感覚がさえて好ましいものだった。</div>]]>
        
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    <title>オンキョー Integra A-755</title>
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    <published>2012-02-05T02:24:42Z</published>
    <updated>2012-02-05T02:26:18Z</updated>

    <summary>岩崎千明スイングジャーナル　12月号（1972年11月発行）「SJ選定新製品試聴...</summary>
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        <category term="オンキョー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">岩崎千明</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">スイングジャーナル　12月号（1972年11月発行）</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">「SJ選定新製品試聴記」より</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p></span><div>　秋葉原でベストセラーのひとつとして、発表以来２年間、いまもって売れに売れているインテグラ７２５のオンキョーが、また、ベストセラーを狙う新型アンプを発表した。</div><div>　インテグラ７５５である。</div><div>　７２５が発表された時、これに接して、このクオリティーの高さと、それに対するペイとの比、つまり、コスト・パーフォーマンスという点で当時のアンプ市場で、画期的ともいえる注目すべき製品であったことを察し、いち早くそれを伝えたものだった。</div><div>　今回の新製品７５５も、また現時点におけるこのクラスのアンプの中にあって、７２５同様の地位を占めるに違いないことを予感し、それは７２５の場合のように、広くファンに伝えるべきが義務でもあると思う。</div><div>　インテグラ・シリーズと銘うったオンキョーのアンプは、７２５出現より約１年前からスタートを切った。しかし、そのあまりにオーソドックスなあり方と企画は必ずしもメーカー側の思惑どおりにはかどることがなかった。</div><div>　しかし、そのアンプ設計方針の手がたい正攻法は、７２５においてはっきりと実を結んだ。「コンピューターによる時定数の決定」という謳い文句は、宣伝だけのものではなく、アンプ設計の重要なポイントとしてクローズ・アップされてきたのはトランジスター・アンプ時代になってからである。それは段間直結が普及し、低音域が飛躍的にのぴトランジスター自体の改善により高域が目覚ましい帯域を獲得するや、ますます重要なファクターとなってきたのである。負帰還技術を駆使する現代の高性能アンプにとって、ハダカ特性、つまり負帰還をかける以前の回路の位相特性が、完成された状態のアンプのすべてをすら決定してしまうからである。インテグラ・シリーズにおいて、この点を追求したオンキョーのアンプ設計陣の狙いは正しかった。インテグラの７２５以後の製品がトランジスター・アンプにありがちだった「固い音」を一掃したのは、かつて位相特性を重視した設計の結実であり、勝利なのであるといえよう。</div><div>　７２５以後のオンキョーのアンプのすべてに、この格段の向上がみられ、すぐ続いて出た７３３は、さらにハイグレードの高性能をそなえた高級志向のアンプとして、７２５同様ハイレベルのマニアに柏手をもって迎えられ、７２５と並んでオンキョーのアンプ作りの見事な成果として実績を挙げて今日に到っている。</div><div>　ただ、それぞれについて、ひとこと注文をつけるなら、７２５はコンパクトにまとめたそのデザインが、物足りないし、７３３は価格的にもうちょっと購入しやすくして欲しいという点を加えたい。</div><div>　ところが　この両者の長所をそっくり受け継いで、さきの注文をそっくりそのまま受け入れて、実現した新製品が出た。それが、今回の７５５なのである。こういえば、７５５がいかにすぐれ、いかにコスト・パーフォーマンスの点でも優れた製品かをお判りいただけるのではないかと思う。</div><div>　実際に内容をみると、まさに両者のイイところをそのまま組み合せたともいいたいほどで、プリ・アンプ部は７２５直系、パワー・アンプはハイ・パワーで鳴る７３３直系なのである。</div><div>　メーカー発表のデータの信頼度というのはそのままメーカーそれ自身の信頼度となるが、技術的にまじめなオンキョーの姿勢そのまま、７５５のデータは、私自身のチェックによっても発表値を少しも下まわることなく、きわめて高い信頼性を誇る。</div><div>　透明で暖みある音といわれるように、ＳＪ試聴室においてフリーダム・レーベルの69年録音のスタンリー・カウエルのピアノが文字通り透明なひびきを室内いっぱいにみたし、ウッディ・ショーのペットがシャープに突ききさり、62年録音のニュージャズ・レーベルのバイアードの「ハイフライ」はプレゼンスも生々しく、楽器のサウンドを克明にえぐり出してくれたのである。</div>]]>
        
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    <title>エンパイア 1000ZE/X</title>
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    <published>2012-02-03T04:44:51Z</published>
    <updated>2012-02-03T04:46:22Z</updated>

    <summary>岩崎千明 スイングジャーナル　6月号（1971年5月発行） 「SJ選定新製品試聴...</summary>
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        <category term="エンパイア" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <![CDATA[<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">岩崎千明</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">スイングジャーナル　6月号（1971年5月発行）</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">「SJ選定新製品試聴記」より</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p><div>「王冠」をシンボル・マークとしているメーカーは、別に珍らしいわけではない。しかも王者たるにふさわしい貫禄と高品質のメーカーである場合が少なくない。時計ではローレックス、車ではマセラッティ、そして音響製品としては、この米国のエンパイアだ。</div><div>　エンパイアは、その重要な部門は米国軍需産業と結びついている。近頃とみに重要性を増している水中通信のための超音波部門がそれだ。原子力潜水艦が海軍力の大きなウエイトを占め海底に数10日という長期間潜まるために、海中との通信は電波を用い得ないため音響分野で解決される。この分野で２次大戦中より重要な役割を果してきたエンパイア社が、卓抜せる音響技術をオーディオに活用して、エンパイアのHiFi製品がうまれた。当然のことながらその技術はある意味で他社をはるかにしのぐことになろうし、「王冠」のマークも当然のことで誰しもが認めよう。</div><div>　エンパイアの製品は、音響製品のすべてにわたる。スピーカー・システム、アーム、カートリッジ、さらにターンテーブルとアンプを除くあらゆる電気音響変換器を網羅している。注自することはどの分野でも、高性能を誰しもが認め超一流と格付けされる棄華なぜいたくきわまりない製品を市場に送り出している点だ。</div><div>　このエンパイアがこのたび発表したカートリッジが１０００ＺＥ／Ｘである。カートリッジにおけるキャリアは、シュアーと並ぶほど古く市場の評判も長くシュアーと並んで２分していた。売行きはピッカリングという老舗をはるか引き離し、品質は新進気鋭のＡＤＣをしのぐ実力ぶりは決して底の浅いものではなく、軍需産業を担ってきた基礎的な技術がものをいっているのに違いない。</div><div>　エンパイアのオーディオ製品にみられるサウンド・ポリシーはひとくちにいって、いかにも米国調らしいといい切れる。ＪＢＬの新大陸的な明快さと、清澄な迫力とを併せ持っている。ヨーロッパ調の格式ある控えめな品の良さはないが、フィラデルフィア・オーケストラの音のようにエリントン・バンドのサウンドのように華麗な迫力と厚さを感じるサウンドだ。</div><div>　この路線をはっきりと打出していたのがステレオ初期以来のカートリッジで、最近は8８８８シリーズがこれを明瞭に感じる。９９９シリーズになって音域がさらに広くのびて繊細感が格段と向上した。しかし、やはり迫力ある低音感、それにまして充実された力強い中音域。ジャズ・サウンド特有の楽器の迫力を実に鮮かに再生する能力はまさに、ジャズ向きという言い方がぴったりくるようなサウンド・ポリシーである。グラナディアを頭とするスピーカー・システムも円柱型というユニークなデザインと共に、サウンドの力強さをあらゆるファンから認める傑作だ。</div><div>　１０００ＺＥ／Ｘはエンパイアのサウンド・ポリシーに乗っとった高級製品に違いない。しかし、この音は明らかに一歩を踏み出した。踏み出したとて「延長上」であるとはいい切ることはできない。というのは、ここにあるのはヨーロッパ調を目指したもので、品位の高い格調あるサウンドなのである。従来になくおとなしさを意識させられる点で、間違いなく「エンパイア」であることを眼で確かめたくなったぐらいだ。ピアノ・トリオを聞き、従来のエンパイアに感じられたきらびやかさが押えられ、スケールの大きさと音のふくよかさがにじみ出てきた。ヴォーカルではより生々しい自然らしさが感じられる。ただシンバルがやや薄く線が細い響きとなったように思われるのは私の耳だけか。</div><div>　カートリッジでもっとも注目すべき点はトレース能力にある。テーパード・カンチレバーを世界に先駆けて、ステレオ製品の初めから採用してきたエンパイアのカートリッジの最高級にふさわしく、なんと０・５ｇの針圧が常用できる世界でもまれな製品がこの１０００ＺＥ／Ｘなのだ。</div> ]]>
        
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    <title>マイクロ MR-611</title>
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    <published>2012-02-03T04:27:03Z</published>
    <updated>2012-02-03T04:28:34Z</updated>

    <summary>菅野沖彦スイングジャーナル　6月号（1971年5月発行）「SJ選定新製品試聴記」...</summary>
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">菅野沖彦</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">スイングジャーナル　6月号（1971年5月発行）</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">「SJ選定新製品試聴記」より</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p></span><div>　マイクロ精機がディスクのプレイバック・システムの専門メーカーであることはいうまでもない。しかも、専門メーカーとしては珍しく、カートリッジやトーン・アーム、フォノ・モーターという各パーツを自社の製品で固めたプレイヤー・システムを発売している。どういうわけか、グレースやオーディオ・テクニカ、そしてＦＲなどではプレイヤー・システムを発売していないのである。マイクロ精機のこの特色は、同社が音屋と機械屋の両方をバランスさせることに長年努力していることの証左であり、同社の意欲と熱意のほどが伺いしれる。マイクロが製造しているこれらのパーツ、システムはきわめて多く、他社ブランドの製品、輸出などを含めると、その豊かな経験が比較的新しい同社の歴史をうめるに価いするものであることがわかるだろう。大変堅実で、頑固なほど真面目な製品づくりは、ややもすれば洗練された感覚に欠ける嫌いがあり、熱意と努力とはうらはらに、もう一つすっきりしない仕上センスに私は今まで不満をいだいて来た。プレイヤー・システムはディスク・レコードへの音楽的な憧憬の心情と密接に連るものであるだけに、そのデザインや素材や加工がかもしだす味わいはオーディオ・ファンにはきわめて重要なもののように思える。したがって、個々のパーツの性能もさることながら、システムとしてまとまったものは、その雰囲気──機械美の本質を失わないデザインとメカニズムの感触、スムースネスなどにメーカー製らしいプロフェッショナルな手腕とセンスが滲み出ていなければならないと思うのだ。カートリッジ、アーム、モーター、プレイヤー、ケースをバラバラに買ってきて素人が組み立てたものと大差のないアピアランスでは困るのである。したがって、本来ならばシステムに使われているモーターなどは、それ自体がプレイヤー・ケースと一体のデザインであってしかるべきで、モーター単体として、デザインされたものをケースに取付けるという（残念ながら現代では全てのプレイヤーがそういうものばかりなのが不可思議）のでは能がない。単体としてもシステムとしても共用できるという都合から来ていることはわかるが、もう一つその枠や概念を破ったものが出てもよい。話しがやや脱線したが、今度、マイクロが発売したＭＲ６１１は、従来私が持っていた不満を大巾に取り除いてくれた好製品だ。まず、その雰囲気はマニアの部屋におくにふさわしいものだという感じがもて</div><div>る。８極ヒステリシス・シンクロナス・モーター、堅実なスタティックバランスのトーン・アーム、バリアブル・フラックスの新設計のカートリッジによって構成されたこのプレイヤー・システムはローズウッド特有の重厚な化粧板によって装われている。実際に使ってみると、カートリッジは切れ込みのよい水準以上の性能を示すし、ターンテーブルも大変スムースで安定している。なによりもよいことはハウリング・マージンが大きくとれていることで、さすがにプレイヤー・システム作りの経験の豊かさが生きていると思った。他の某高級プレイヤー・システムより約６dbレベルを上げられる。せまい部屋で、大音量でジャズを聴きたい我々にとって、これは実に有難いことなのである。ワーンというハウリングに至らなくてもハウリング気味の状態が、いかに再生音を混濁させていることか。このＭＲ６１１で再生すると途端に音がすっきりすると同時に低域のしまった安定感が快よかった。細い点では、アームの高さ調整機構がワンタッチで確実なことやヘッドシェルが小型ながらきわめて強度の高いこと、ストレイ・キャパシティの小さい出力コードの採用などいずれも実質的なパーフォーマンスの向上に役立つ配慮ががなされているし、付属品を入れるパーツ・ボックスも設けられている。アクリル製のダストカバーを演奏中に、その自らの重みで落下させても針飛びはなく、補強のきいたしっかりしたウッド・ベースとゴム脚の防振効果のバランスが見事である。なにかいいことずくめのようだが、先にもふれた仕上げの感覚ではもっと要求したい点もなくはない。例えばターンテーブルのラバー・マットの質感やパターンにはもっと高級感がほしい、あちらこちらにやたら入っているマイクロのブランドはいかにもパーツの寄せ集めを感じさせる。もしそうでないとしたら、一つの製品にブランド・マークが都合８つもついているのは選挙運動じゃあるまいし、あまり趣味のよいものではない。このこと自体はたいしたことではないがそういう感覚が実はオーディオ機器の本質や、マニアの趣向のデリカシーには重要な意味を持つものなのだ。メーカーも自負する〝高級マニュアル・レコード・プレイヤー〟であるだけに小言の一つもいいたくなったのである。</div><div>　しかし、このＭＲ６１１にはマイクロ精機の商品感覚に一つの飛躍が感じられ、その実質の優秀性と共に大きな満足感を得ることが出来たものであることを使用感想記の結論としたい。</div>]]>
        
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    <title>パイオニア CS-R30</title>
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    <published>2012-01-28T10:04:02Z</published>
    <updated>2012-01-28T10:05:57Z</updated>

    <summary><![CDATA[菅野沖彦スイングジャーナル　2月号（1973年1月発行）&nbsp;「SJ選定　...]]></summary>
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">菅野沖彦</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">スイングジャーナル　2月号（1973年1月発行）</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">&nbsp;「SJ選定　ベスト・バイ・ステレオ」より</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p></span><div>　日本の代表的スピーカー・メーカーとしての実績こそ、その本来のキャリアーであり肩書きでもあるパイオニアはその名誉と誇りを賭けて、この一年間強力な布陣をガッチリと固めた。</div><div>　そのピークに位置するのがＣＳ３０００であり、そのピラミッド型の需要層に対して分厚い中腹を狙うのがＲシリーズと名付けられた新シリーズである。</div><div>　しかもこのＲシリーズ、狙いを若いジャズ、ロック・フアンに合わせた点も注目せねばならぬ所だ。</div><div>　スピーカー・メーカーとしての貫禄をシステムのワイド・ヴァリエーション化という強力な手段で見せることに積極的姿勢をとったパイオニアの、新らたに獲得されるべき若いファンのためのスピーカーは、Ｒシリーズという名の通りに、まったくイメージを異にしたニュー・サウンドである。</div><div>　パイオニアのシステムに共通する技術は、まず第１にＡＲのアコースティック・サスペンジョンに匹敵する「密閉箱と、超低f0（エフゼロ）ウーファーの組合せ」、第２には、ドームラジエターに代表される中高域の超ワイド指向性だ。</div><div>　Ｒシリーズにおいては、この２つの技術は大きく転換した。転換ではなく、前進というべきか。第１の密閉箱は、チューンド・ダクト型と呼ばれる変形バスレフレックス型になり、米ＪＢＬのランサー・シリーズと同じ方式となった。これによって、従来の低域限界は一段と重低域にまで拡大され、深々とした低音は、たっぷりとエネルギーを満たして、音のスケールを加えることになった。</div><div>　Ｒシリーズのもうひとつの特長はブックシェルフながら中音、高音にホーンを採用することを一応の前提とし、しかも指向性の点でも十分な配慮をしている。</div><div>　というのはホーンの唯一の欠点である指向性を、マルチセラー・ホーンによって大幅に改善した中音用を用いたＲ７０。高音用はホーン開口を極小化して高域までも指向性を改善している。</div><div>　つまり、Ｒシリーズの狙うものは、国産サウンドからの脱皮であり、今後増えるに違いない脱国産ミュージックのファンのためのサウンドなのだ。</div><div>　ジャズやロックの強烈なエネルギーを、楽器のサウンドそのものを生々しい形で再現しようと志ざす若い音楽ファン、オーディオ・マニアのサウンド指向が、従来の国産スピーカーの頭脳的サウンド・パターン、品の良い繊細な音作りと路線と異にするものであり、それをはっきりと意鼓したポジションにＲシリーズの存在意義があるのだ。</div><div>　ＣＳ−Ｒ７０がずばり、これに応えるシステムとしてそびえ立つピークであればＲ５０はその隣りに位置する副峰であり、そのために中音ホーンこそ用いていないが、コーン型としＲ７０より品をよく従来の音作りに近いながらＲシリーズと呼ばれるにふさわしい音を意識したサウンド・パターンである。</div><div>　さらに、Ｒ７０と対称的位置に接しているのがＲ３０である。</div><div>　Ｒ３０はＲ７０直系の音作りで、聴きやすさはやや小型ながら一段とポピュラー向きともいえる。</div><div>　つまり、若い初級的ジャズ・ファンにとってはＲシリーズ中もっとも抵抗なく受け入れられるもので、しかも、従来のあらゆるパイオニアのシステムにもまして、迫力と鮮麗さとを加えていることを知るべきだ。</div><div>　しばしば「ジャズ向き」という呼び方に区別されるスピーカーを聴くと、その多くは、高音にぎらぎらときらめく独特のサウンドがそのままではクラシック音楽を聴くには耐えられないのが普通だ。むろん、こうしたスピーカーが決して「優れた」スピーカーでもなければ、誰にも推められるものでもないのはいうまでもない。</div><div>　しかし、パイオニアの創ったＲシリーズのシステムは、さすがにこうした負い目は探しても見当らぬ。特にＲ３０は、Ｒシリーズ中、もっとも買いやすい価格でしかも初歩的マニアにもその良さを知ってもらえるのは嬉しい。クラシックにも適応性を示すＲ５０の良さにもまして、また本格的なエネルギー再現派のＲ７０にもまして、Ｒ３０が推められる第一の理由はこの辺にあるといえよう。</div>]]>
        
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    <title>サンスイ AU-9500</title>
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    <published>2012-01-27T02:49:58Z</published>
    <updated>2012-01-27T02:51:34Z</updated>

    <summary>岩崎千明 スイングジャーナル　2月号（1973年2月発行） 「SJ選定新製品試聴...</summary>
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        <![CDATA[<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">岩崎千明</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">スイングジャーナル　2月号（1973年2月発行）</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">「SJ選定新製品試聴記」より</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p><div>　サンスイがこのところコンポーネントに示す熱っばいまでの意気込みは、すざまじいという言葉で表されるほどの迫力を感じさせる。そうとるのは、決して私一人だけではあるまい。</div><div>　つい先々月、このＳＪ選定品としてＡＵ７５００が登場したばかりだというのに、今月再びＳＪ選定品として目白押しの新製品の中から、再びサンスイのアンプが紹介されることになった。ＡＵ９５００である。</div><div>　この新製品、ごらんの通り風格も堂々たる貫禄であるし、価格もまた、10万を軽く越すという、最近のデラックス志向の強いステレオ・パーツの中にあっても、ひときわ目立つ超豪華型だ。</div><div>　まさに国産アリメイン・アンプ中の最高レベルを狙ったとみられる新製品なのだ。</div><div>「実はさきにＡＵ７５００のときに同時に発表すべきだったのですがこれだけの高級機になりますと、社内でもいろいろな形で検討を加えられ例えば発表時期もＳＰ７０７Ｊと同時発表という形をとることになったわけです」とメーカー側のいいわけ。</div><div>　ＪＢＬの38センチ・フルレンジのＤ１３０をユニットとしたバックロードホーンのエンクロージュアに収めた新製品がＳＰ７０７Ｊ。この国産随一を狙った豪華スピーカー・システムと同時にデビューさせたことは、このコンビで、ライバルを一挙に圧倒し去ろうという、いかにも専門メーか−らしい冴えをみせた憎いテクニックとみた。</div><div>　ＡＵ９５００のうわさは、しかし、すでに７５００発表当時からささやかれていた。それが現実となって、眼のあたりに接してみるとき、かつて、その昔、山水がＡＵ１１１を市場にデビューした当時のことを思わずにはいられない。</div><div>　ＡＵ１１１は、旧いオーディオ・マニアなら、その存在は、アンプの最終目標として長く君臨していたことを知ろう。６Ｌ６ＧＣのプッシュプルを最終段とした45／45ワットという当時の最強力管球プリ・メイン・アンプであった。</div><div>　ハイパワーなるが故の大型出力トランスを２個に加え、その電源をまかなうべき馬鹿でかいパワー・トランスは巨大なる図体を余儀なくし、家庭用アンプというにはほど違いヘビー・ウエイトぶりは、脚に金属椅子と同じキャスターを取りつけるさわぎで、しかも、わずかな移動も、これに頼らざるを得ないという、万事常識はずれの強力型重量級アンプであった。</div><div>　家庭用として、45ワットはおろか１００ワットさえ登場する今日、その中にあっても今日の新製品ＡＵ９５００の大きさと重量は、やはり特筆に催するほどだ。</div><div>　これというのも、今日のサンスイのアンプが、すべて、カタログ表示であるフル・パワーを20〜20Ｋヘルツという音声帯域内全帯にわたって、保証するという、ぜいたくさから、きている。しかも、この規格値は、なんと驚くべきことに、ひずみ０・１％においての値なのである。</div><div>　歪０・１％という値は、かつて英国リークのアンプの表カンバンだった。しかし、実際には、０・１％歪は、１０００ヘルツにおいての場合でのみだ。音声帯域全帯に対するものではない。</div><div>　マッキントッシュのアンプさえもこの全音声帯域内での歪率に対しては、0．3％を示すに過ぎない。</div><div>　しかし、山水のアンプでは、この０・１％歪をギャランティーしようという。まさに、おどろきの他ない。</div><div>　これを実現するためにはパーツを選び最新の回路技術に加え、今まで見過されていた多くの部分を再開発しなければならなかったという。かつて、３０３シリーズで、０・３％歪を実現したサンスイは、０・１％歪に挑んでコンポーネントの製品化を実現したのである。</div><div>　いうはやすく、実現至難な０・１％歪。現実の市販品でこのクラスのカタログ・データは、少ないわけではないが市販製品をチェックすれば、カタログとは足もとにも及ばぬのが普通だ。サンスイの堅実な努力は、しかし着々と成果を上げているのである。</div><div>　ＪＢＬにコンシューマー用アンプのなくなった現在、このサンスイ・ブランドの高級アンプ群は、ＪＢＬシステムを鳴らすにはかけがえのない存在となるわけだが、それに応えるかのようにＡＵ９５００のサウンドは、かつての名器、ＳＡ６６０と相通ずるものを感じさせる。低域の底知れぬ力強い迫力がそれだし、中高域のこの上ない充実したサウンドは、ＪＢＬアンプのそれに一段と透明度を加えたともいいたい。</div><div>　ＪＢＬファンにとってこのアンプの出現は限りない信頼感を加えた大きな標的ともなるに違いない。</div> ]]>
        
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    <title>アカイ GXC-46D</title>
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    <published>2012-01-27T02:18:13Z</published>
    <updated>2012-01-27T02:20:19Z</updated>

    <summary>菅野沖彦 スイングジャーナル　2月号（1973年1月発行） 「SJ選定新製品試聴...</summary>
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        <![CDATA[<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">菅野沖彦</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">スイングジャーナル　2月号（1973年1月発行）</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">「SJ選定新製品試聴記」より</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p><div>　磁気テープというものはなかなか厄介なもので、Ｓ／Ｎをよくしようとして、高いレベルで録音すると歪が増える。その歪を警戒して録音レベルを下げるとテープ・ヒスが目立って不快な思いをするというわけだ。だから、現在のテープの改良のポイントは、より少いヒス・ノイズ、より広いダイナミック・レンジということで各メーカーが苦労している。録音レベルを高くとった時の歪は、まず高音域から現れる。あきらかに飽和して音が汚れるとまではいかなくても、高域が荒くすさんだ音になったり、充分高い音までのびきらなかったりという現象はよく起きるものだ。日頃、録音の話しで、テープと機器の限界をよく把んで、ギリギリ高いレベルで録音をとることがＳ／Ｎのよい優れた録音をとるコツである...という表現を私はよく使っているが、それはこの辺の難しさをいっているのである。最近のテープはダイナミック・レンジか広くなっているので、基準レベル・セット、（テレコの０ＶＵと一応考えてよい）に押えることは無難だが、それより高く録音することも可能である。しかし、一方、１ｋHzでは０ＶＵでなんら差支えはないが、10ｋHzでは歪みを発生するというテープもあることも事実なのである。特にカセットのようにオープン・リールより、いろいろな点で制約のあるものの場合は、この現象にはより慎重に当らなければならない。こうしたテープの特質を電子的にコントロールして、録音時の高域のレベルを抑制して歪の少い録音をとれるように考えられた回路がアカイのＡＤＲシステムである。これはテープとテープレコーダーの関係を正しく把握したきわめてオーソドックスなアイディアであり、テープのより有効な使い方として高く評価できるものだ。このＡＤＲ回路の組み込まれたカセット・デッキＧＸＣ４６Ｄが今回試用してみた新製品で、その実力は、本誌の選定新製品になる優れたものであることが確認できた。メカニズムは大変スムーズで、ワウ・フラッターは聴感上問題にならないし、操作性も非常によい。プッシュ式のキー・スイッチも軽く確度の高い動作である。早送くり巻きもどしのスピードもこのクラスでは速いほうだし、安全でスムーズだ。録音はラインからだけしか試せなかったが、安定なメカニズムと歪の少いエレクトロニクスのコンビが、現在のカセットの最高水準といってよい高品位の音質を可能にしている。ちょっと気になったのは、再生ライン・アンプのＳ／Ｎで、これはもう少しよくしてほしいところ。ドルピー・システムが内蔵されているが、Ｓ／Ｎの聴感上の効果は大きいが音質はこれを使わないほうがかなり優れていた。マイク録音にはリミッターを入れてオーバー・レベルを押えることもできるし、ロー・ノイズとクロームのテープ・セレクターにより、カセット用高性能テープの使いこなしかできる。また、再生時のレベル・コントロールの他、トーン・コントロールまでついていて使用者の使いこなしの多様性に大きな可能性を持っている。</div><div>　全体のデザインもよくまとめられていて仕上げも悪くはないが、もう一つ手先練された感覚の冴えという点では物足りなさが残る。プッシュ式のコントロールにやたらに色を使っていないのはよいが、録音のキーはやはり明瞭に識別できるようにすべきだと思う。それとＡＫＡＩマークのブルーはなにか安っぽさを感じさせるので、もう少しおちついた色に変えた方がいいような気がする。せっかくの良い商品をマークの色だけで安っぽく感じさせてはもったいない。</div><div>　それはともかく、同社の自慢の単結晶フェライトＧＸヘッドはとかく疑問の多いフェライト・ヘッドの中で、音質的には最も優れたもので、これは、最近、私が確認したところである。もちろん、このデッキにもこれが使われている。</div><div>　カセット・デッキはメカニズムが小さく、こみ入っているために故障が多いと怖く。事実、私も二、三そうした体験をしているか、このデッキについては正直なところ、耐久テストはしていないのではっきりしたことはいえない。これだけの性能をもった製品だからメーカーとしてはそうした信頼性に充分気を使ってもらいたいと思う。</div>]]>
        
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    <title>パイオニア CS-300</title>
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    <published>2012-01-26T04:17:11Z</published>
    <updated>2012-01-26T04:18:17Z</updated>

    <summary>岩崎千明 スイングジャーナル　4月号（1970年3月発行） 「SJ選定新製品試聴...</summary>
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        <![CDATA[<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">岩崎千明</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">スイングジャーナル　4月号（1970年3月発行）</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">「SJ選定新製品試聴記」より</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p><div>　ライバル・メーカーのブックシェルフ・スピーカーの追求にあって永年ハイファイ・スピーカーの専門メーカーとして君臨していたパイオニアの牙城がおぴやかされたのが3年前。ＣＳ１０というブックシェルフ型の国内製品最高の名作が王座をゆるぎないものとしてきたが、最近の各社ブックシェルフ・タイプ・スピーカーの見覚ましい改良で新型はますます向上していることはご存知の通り。それに対抗して、パイオニアが専門メーカーとしての面目を、スピーカー・メーカーのめんつにかけて発表したのが新シリーズＣＳ７００、ＣＳ５００、そして今度のＣＳ３００である。</div><div>　ＦＢコーンと称した新したコーン材料は、米国のＪＢＬ、アルテック社などのそれらと同じ低すき紙によりコーンの繊維が従来のものとはくらべものにならぬくらい丈夫さを増すことになり、軽く薄い外国製スピーカーと同じコーン紙を完成させることを可能とした。従来のウーファーとはコーン重量も格段に軽くなって、ウーファーの受持周波数をはるかに越える範囲まで歪率を押えた上でレンジも拡げられたという。これが新シリーズのスピーカーの音を従来のパイオニア・ブックシェルフを一変してしまった。ウーファーのこの向上は他社の場合よりもパイオニアにおいては条件としては技術的にはるかにむつかしいものを克服しなければならないことは予想ができる。というのは米国のＡＲのオリジナル・ブックシェルフと同じ、ウーファー方式、つまリアコースティック・サスペンション方式に準じた完全密閉式のブックシェルフ型は、パイオニアのブックシェルフと、クライスラーのそれだけであり、密閉式の新作中におけるコーン紙に加わる内部空気圧の変化と圧力は他社のバスレフ型や、それに準じた形式にくらべてはるかにきびしいものであることは容易に想像でき、それを克服するためにはコーンの硬度というか丈夫さは一段と高いものを要求されることとなる。</div><div>　これを完全に解明して完成したＦＢコーンは、パイオニアのブックシェルフ・スピーカーを大きく前進させたのである。</div><div>　新シリーズのスピーカーが従来、ややもすると「品がよい」という言葉のもとに触れられなかった再生音のいきいきとしたVIVAな魅力をパイオニアのスピーカーにも与えることになったのである。</div><div>　ジャズにおいては、特にこの楽器のいきいさした活力が欲しい。ジャズ再生の決め手といえるが、この新鮮な感覚であり真の手ごたえである。そして、今度の新シリーズがこの点で今までになく向上したのは、ジャズを生活の中に取入れているオーディオ・マニアとしてこんな喜ばしいことはないといえよう。</div><div>　ＣＳ７００が高音にマルチセラー・ツィーターをそなえ、ＣＳ５００がコーン型ツィーターでともに中音コーン型の３ウェイである。</div><div>　今度、発売された普及型の３００は、２ウェイだ。20センチ・ウーファーとコーン型ツィーターで構成され、ちょうどＡＲ４とよく似たものである。ＡＲ４の音がおとなしくプログラムソースを選ばずに品のよい音を出すが、類をみないほど低能率でアンプのボリューム設定点が全然達ってしまうくらいにレベルが落ちこんでしまうのにくらべ、パイオニアのＣＳ３００は一級品のシステムにくらべても損色ないほど高能率だ。そしてこのＣＳの需要層を考えるとき、スピーカーの高能率はなににもまして嬉しい。あまりパワ一にもゆとりをゆるせない、どちらかというと比較的普及型クラスのアンプと組み合せても十分なエネルギーを保たれ、しかもこの位の小型スピーカーでは苦手の低音域において豊かさといい、スケールといい実に見事である。低音域から中音域にかけての鮮明度の高いサウンド。アタックのきれのよさ、そして高域の澄んだ迫力。この小型ブックシェルフの傑作が１万円という価格で市場に出たことを柏手をもって迎えたい。</div> ]]>
        
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    <title>ビクター MCA-105</title>
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    <published>2012-01-26T03:54:59Z</published>
    <updated>2012-01-26T03:56:51Z</updated>

    <summary>菅野沖彦スイングジャーナル　4月号（1970年3月発行）「SJ選定新製品試聴記」...</summary>
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">菅野沖彦</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">スイングジャーナル　4月号（1970年3月発行）</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">「SJ選定新製品試聴記」より</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p></span><div>　再生装置の機能は最近ますます充実してきた。特に、再生系のコントロールをあずかるプリ・アンプの操作機構と多目的機能の充実ぷりには目を見張るものがある。その中でも、今月の新製品、ビクターのＭＣＡ１０５プリ・メイン・アンプは万全の機能をもったマルチ・ユース・システムの中核をなす製品といえるだろう。このプリ・メイン・アンプには、きわめて豊富なユティリティが備わっているが、その性能もプリ・メイン・アンプというカテゴリーが持つべき充分な優秀性をもっていると思う。現在、市場にあるアンプをタイプ別に見れば、いわゆるステレオ・レシーバーと呼ばれるチューナー、プリ・メインの一体型、そしてプリ・メイン型、さらにセパレート型というプリとメインが独立したものの３種類に大別出来るが、これらの商品が、そのタイプの本質的かつ必然的性能をもっているものばかりとは限らない。つまり、ステレオ・レシーバーは、すべてが一つにまとまっているというのが最大の特長、プリ・メイン型は、オーディオ専門アンプというのが本質的な性格、独立型は、さらに専門化した特長をもつものだから、それぞれが用途に応じる特徴というだけではなく、性能的にも自ずと差があると思うのが当然である。しかし現状はさにあらず、プリ・メイン型といっても、ステレオ・レシーバーからチューナー部だけをのぞき、あとは全く同一クラスのものもあるし、独立型といえどもプリ・メイン型をただ二分して、それぞれに電源部をもった単品としたものも多い。これは市場性、ユーザーの要求に応える適応性などから生れたことで、別に問題とするにはあたらないが、初めてアンプを買う人がどのタイプを買ったらよいかと迷うことも事実である。したがって、私個人の意見としては、これらのタイプのちがいと性能のちがいを結びつけ、あまりに高級なプリ・メイン部をもつ高価なレシーバー、逆に、性能的に物足りないプリ・メイン型や独立型は人にすすめないことにしているのである。そこで、このＭＣＡ１０５に話をもどすが、このアンプのもっているプリ・メイン部の性能は、そうした私の考え方でのプリ・メイン型としても立派なものだと考えるのである。音質は大変マッシヴで迫力のあるもので、ダイナミックな聞きごたえがあるし、スムースに余裕のあるパワーが得られる。ミュージック・パワーは８Ω負荷で80Ｗ、実効出力は同負荷だと32Ｗ×X２という値だが！やや能率の低い小型ブックシェルフ・スピーカーを、内蔵のＳＥＡでブースト・コントロールをして鳴らしても充分な力がある。ＳＥＡは今さら説明を要しないだろうが、帯域分割型のイコライザーでビクターでは音場補正という打ち出し方をしているように、細かな山谷を自在に調整して好みの音質を得ることのできる便利なもの。このアンプでは60、１５０、４００、１Ｋ、２Ｋ、４Ｋ、６Ｋ、15Ｋという７分割で、±10dBのコントロールができるが、60Hzがスイッチで40Hzと切換えられるので実用上は８素子のＳＥＡとしての効力をもっている。コントロール・レバーの動作やタッチはきわめてスムースで使いよい。入力回路は豊富だし、半固定レベル調整がつき、各種プログラム・ソースの同時比較試聴などには大変便利。そして、大きな特徴はピンク・ノイズ発生器が内蔵され、音色パターン認識による音質調整や、位相チェックなどに利用できるのは、マニア気質を把んだ心憎いセンスである。そもそも、このプリ・メイン・アンプは、♯１０５シリーズの一つとして発売されたものたが、統一デザインのシステム製品がチューナー、チャンネル・フィルター、パワー・アンププリ・アンプというようにずらりと並んで、多種類の構成ができるようになっている。従って当然、マルチ・アンプ・システムやマルチ・チャンネル・ソース・システムというバラエティに発展させられるわけで、</div><div>、70年のアンプにふさわしい製品だ。</div>]]>
        
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    <title>フィリップス EL3312A</title>
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    <published>2012-01-25T02:56:00Z</published>
    <updated>2012-01-25T02:57:47Z</updated>

    <summary><![CDATA[菅野沖彦 スイングジャーナル　10月号（1969年9月発行） &nbsp;「SJ...]]></summary>
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        <![CDATA[<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">菅野沖彦</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">スイングジャーナル　10月号（1969年9月発行）</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">&nbsp;「SJ選定　ベスト・バイ・ステレオ」より</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p><p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333"><span class="Apple-style-span" style="font-family: arial, helvetica, hirakakupro-w3, osaka, 'ms pgothic', sans-serif; font-size: 13px; ">　カセット・テープの普及がとやかくいわれながら、まだ我国では、その歩みがもどかしい。アメリカでは８トラック・カートリッジとこのカセットとの比較の点では、明らかにカセットが優位に立とうとしているのであるが、これは、その大半を占める用途であるカー・ステレオのカセット化の波によるものらしい。しかし、今年のニューヨークのＣＥＳにおいても、ホーム・ユースのカセットも注目に価いする活況を呈していたことを思えば、カセットの今後は日本でもかなりの期待が持てそうである。日本の現状では、カセットはメモコーダーとして延びてはいるが、音楽録音再生用としてのステレオ・カセットはまだまだかったるいのが実状であろう。その最大の理由は、やはり音質の点にあると思われる。扱いの点では、カセットの抜群なイージー・ハンドリングは万人の認めるところであるから、これで、満足できるハイ・ファイ音が得られれば、もっと急激な伸長を遂げるだろう。ところで、最高の状態でのカセット式はどんな音かを聞いたことのある人は何人いるだろうか。これを知ればもっと多くの人がカセットに注目するにちがいないと思うほど、現在では、カセット・ステレオの可能性は高い。最高のカセット・ステレオ・デッキを使って、細心の注意と技術をもって録音再生すれば、これがカセット？　と思うほどのハイ・ファイ音が聞ける。つまり、カセットの可能性の証明である。</span></p><div>　これに必要なのが、フィリップス社製のＥＬ３３１２Ａというカセット式ステレオ録音再生デッキであるが正直なところ、このフィリップスのデッキでないと、その可能性の限界は確認できない。もっとも、フィリップスはカセット・システムの本家であるから当然かもしれないが、そ</div><div>れにしても他の製品がもう少し良くなってもらわないと、カセットの普及上困るのである。では、どこが、どう良いかというと、ワウ・フラの少いことなどのメカニズムの特性は勿論、その音質のまとまりにはまったく脱帽せざるを得ないのである。電気的特性ではカセットの現状ではまだ制約はあるが、その制約の中で聴感上もっとも快よいバランスをつくっているのが見事なのである。</div><div>　このＥＬ３３１２Ａはカセット・デッキとしてはやや大型だが、ピアノ式の操作機構は扱いやすく確実で、マイク入力端子回路がついていて、附属のステレオ・ユニット・マイクで簡単にステレオ録音ができるし、パワー・アンプの小さいものもそなえているし、ライン・アウトもとれるという万能型である。手持の装置につないで置くには、５ピンのＤＩＮコネクターを使って録音再生が可能である。</div><div>　私は職業柄、マスター・テープをこのデッキでカセットにコピーして聴くことがあるが、客にこれを聴かせると大抵驚いて、カセットの可能性を再認識すると同時に、市販のミュージック・カセット・テープのプリントの悪さに疑問を持つ。したがって、現状ではこのデッキを購入されて、自分で、ＦＭやレコードからプリントして使われてみることをまずお推めしたい。その便利さ、音の良さには一驚されるであろう。</div><div>　カセットこそは、現代の若者にピッタリのサウンドマシーンである。そして、テープは録音再生ができるというのが本質的な特徴なのであるから、こうした録再デッキを買ってアイデア豊かな音楽の楽しみ方を研究するがよい。ＳＪ編集部のＦ君などは、愛車のクーパーにカセット・ステレオを持込んで大いにハッスルしている。そのプログラムソースはすべて、このＥＬ３３１２Ａでレコードからコピーしたもの。金がかふらず、楽しみが増えて何よりである。</div> ]]>
        
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    <title>マイクロ MR-411</title>
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    <published>2012-01-25T01:56:46Z</published>
    <updated>2012-01-25T02:28:14Z</updated>

    <summary>岩崎千明 スイングジャーナル　10月号（1969年9月発行） 「SJ選定新製品試...</summary>
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        <![CDATA[<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">岩崎千明</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">スイングジャーナル　10月号（1969年9月発行）</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">「SJ選定新製品試聴記」より</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p><div>　マイクロ精機がいよいよ発売したレコード・プレイヤーＭＲ４１１。「いよいよ」という言葉に、ふたつの意味がある。ひとつは永い間、ファンの間で普及価格でありながらグレードの高いプレイヤーが待たれていたことに対する「いよいよ」である。のこるもうひとつはファンの方には直接は関係ないかも知れないが、プレイヤーに進出したマイクロ精機のメーカーとしての意欲と期待である。</div><div>　最近、ステレオの進歩と、その需要層の拡大滲透が急速になされた結果、メーカーサイドの努力もあるがセパレート・ステレオ全盛期からプレイイヤー、アンプ、スピーカーの孤立パーツを組み合せるいわゆるコンポーネント・ステレオ期に大きく方向転換が行われつつある。</div><div>　そのため、アンプ、スピーカーにくらべて、レコード・プレイヤーの部門に優秀製品があまり多くはないこともファン側からは物足りなかった市場状況であった。</div><div>　そのため、依然として昔ながらのアーム、ターンテーブルを組み合せる形式を取らざるを得ない現状である。つまり専門メーカーのアームやターンテーブルの方が大メーカー・ブランドのプレイヤーにおけるアームやターンテーブルなどよりも、品質の上でより優れていると一般に信じられており、それを裏書きするかのような個々の製品が市販されているのはたしかな事実なのである。</div><div>　さて、マイクロ精機はアーム、カートリッジから出発してターンテーブルＭＢ４００とＭＢ８００をベルト・ドライブ方式のさきがけとしてティアックに続いて市販して成功を収め着々とプレイヤー部門の地盤を築き上げてきた。特に最近は輸出に加え大メーカーの下請けとしての業績も大いに上って躍進の著しいプレイヤー関係メーカーであり、この業界においての真の意味で量産体制の確立した数少ないメーカー規模をもっている。</div><div>　アームにしろ、カートリッジにしろ量産のなされ難い製品を大量生産すれば、それなりの設計技術や設備が必要であり、そのため、この業種は大きく育たないといわれてきたのをくつがえすほどに成長したのがマイクロ精機なのである。</div><div>　そして、市販のアームの中でマイクロの７７シリーズがロングベストセラーを続け、さらに昨年発表したカートリッジＭ２１００シリーズがベストセラーとなった。量産設備のととのったこのメーカーのムラのない品質に加え価格から考えられない高性能はベストセラーと始めから約束されていた。</div><div>　この高品質を結集したのが、今月発表のＭＲ４１１プレイヤーなのである。</div><div>　しかも、このプレイヤーにみせるマイクロ精機の意気込みを製品の価格から推測できるのである。</div><div>　３９、８００円というこのプレイヤーの価格を聞いたとき、私はかたらわの編集部Ｆ君に「これはハタ迷惑の製品だネ」と話かけた。というのも同業メーカーにとって、このプレイヤーは大きな驚異になるに相連ないし今後の製品に大さな影響を与えるのが目に見えているからてある。ちょうど、昨年発表したＭ２１００がその後の市販カートリッジの価格のオピニオンリーダーとなったのとも似ている。</div><div>　ＭＲ４１１のシンプルで抵抗なく受けいれられるフラットなデザインはその内部に眼を向けると裏ぶたにクロスした補強材に、メーカーの製品に対する細かい配慮を確められる。従来の薄いベニアの裏ぶたがしばしばハウリングの原因となっていたことに対する新機構だが、重いモータボードと共に注目してよい。</div><div>　最後にその再生音の品質だが、安定したトレースと素直なくせのない再生能力に定評あるＭ２１００と７７Ｈの組合せは「ロリンズ・オン・インパルス」の太い豪快なテナーを期待通りゆとりをもって楽々とＳＪ試聴室に響かせた。</div>]]>
        
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    <title>クライスラー CE-1ac</title>
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    <published>2012-01-25T01:53:04Z</published>
    <updated>2012-01-25T01:54:55Z</updated>

    <summary>菅野沖彦スイングジャーナル　10月号（1969年9月発行）「SJ選定新製品試聴記...</summary>
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">菅野沖彦</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">スイングジャーナル　10月号（1969年9月発行）</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">「SJ選定新製品試聴記」より</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p></span><div>　スピーカー・システムの傑作が登場した。クライスラーＣＥ１ａｃがそ　だ。最近の音響製品の中で、注目すべき商品だと思う。このスピーカー・システムを初めて見る時、まず、そのかっこよさに目を奪われるだろう。そのかっこよさは表面だけのものでは決してなく、細部に至るまで、ものを創る人の細かい神経と愛情の通った入念な仕上による本物のかっこよさなのである。サランネットをつけないで裸で使う時のことを考えて、バッフル板の表面は美しく仕上げられ、紗をかけられたオリーブ色のウーハーを基調にメカニカルな美しさに満ちたデザインである。サランネットといえば、これが色ちがいが３枚も付属していて部屋や好みに応じて選択できるようになっているのも心憎いかぎりだ。しかし、このサランの色は私個人としてはどれもあまり感心しないもので、このシステムはサランをはずして裸で使うのがベストである。音質上もそのほうが断然よろしい。ウーハーの周囲はレザー張り、上半分は艶消し黒色仕上げで、２個のアッテネ一夕ーを中心に美しいレター・プリントが施されている。後面には、チャンネル・システム用のダイレクト・インプットとネットワーク使用の２種のインプットが美しく並び、その切換スイッチもターミナルも上等だ。オーディオ機械作りのアマチュアリズムとプロ精神が見事に調和した作品という雰囲気が溢れている。</div><div>　さて肝心の音だが、これだけの入念な外装仕上げをする心が音をおろそかにする筈はない。真に美しい外観というものは機能を象徴するものであるし、本来、メカニズムのデザインというものは、そうしたものでなければならない。このＣＥ１ａｃの音のまとめには、クライスラーのスタッフはＡＬＴＥＣをモデルにしたといっている。ウェスターン・エレクトリック時代からの澄んでのびやかな音の流れをくんでいるアルテックのシステムの本領は大型ホーン・システムによるのだが、その音を、小型ブックシェルフで追求しようという、まことに虫のよいぜいたくな欲求から、このスピーカー・システムは生れたのである。したがって、音質はアルテック系の大型システムのもつ、抜けのよさを狙いながら、システムの構造は、ＡＲをモデルにしている。そもそも、アメリカにおけるアルテックとＡＲという両者は、互いに大変意識し合っているライバル同志で、そのセオリーの点で、また、音質の点でも、対照的な存在である。一言にしていえば、アルテックの音は先程から何度も書いたが、透明である。ＡＲの音は締って無駄がない。このＣＥ１ａｃは、構造的にアコースティック・サスペンションの完全密閉型、つまリＡＲ型も採用しているので、その低音域の充実した締りはこのタイプ共通のものをもっている。そしてバランス的には、中音域から高城にかけての抜けがよいので、たしかにアルテックに共通したキャラクターなのだ。ＳＪ試聴室では、アルテックのＡ７システム（箱は同社設計の国産だ）を標準システムとしておいてあるが、これと切換えてみて、その音域バランスにはかなり似通った個性を認めた。また、私個人、自宅でゆっくり試聴する機会にも恵まれたが、標準になるバランスをもちながら、音に味があってアトラクティヴである。周波数特性だけフラットなシステムには、時として音の生命感のない、つまらないものが多いが、このシステムには個性があって音楽が生きるのである。２９、９００円という価格とのバランス上からも価値のある商品であると思う。さんざんほめそやしたが、かといって、さらに欲をいえばいえなくもない。高域の甘美な味わいがもっとソリッドで品位の高い音になればなおよい。とにかくこの製品は、最近のヒット商品とするに足るすばらしいもので、私の録音したレコードも録音した当人として納得のできるバランスて、しかも音楽の生命溢れる再生が聴かれたことをつけ加えておこう。</div>]]>
        
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    <title>アコースティックリサーチ AR-4a</title>
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    <published>2012-01-24T13:20:21Z</published>
    <updated>2012-01-24T13:21:49Z</updated>

    <summary><![CDATA[岩崎千明スイングジャーナル　10月号（1969年9月発行）&nbsp;「SJ選定...]]></summary>
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">岩崎千明</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">スイングジャーナル　10月号（1969年9月発行）</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">&nbsp;「SJ選定　ベスト・バイ・ステレオ」より</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p></span><div>　ＡＲ４は米国のＡＲ社の製品中、もっともポピュラーな小型のブックシェルフ型スピーカーである。</div><div>　ＡＲ社、詳しくはアコースティック・リサーチ社は50年代末期に米国ハイ・ファイ界にデビューしたまだ10年を経たぬ新進メーカーであるがそのユニークな技術に裏書をされた優れた製品は、すべて米国市場で空前といえるほどのベスト・セラーを続けている。おなじみの米国コンシューマー・レポート誌のテストにおいてＡＲ社の製品はひとつ残らず、A BEST BUY つまり「絶対お買徳」と判定されてきた。コンシューマーキラーといわれるゆえんがこの辺にあるのだが、発売するすべての製品が、これほどにうけるのは、万事合理的、機能最高主義の米国人気質に徹底した技術と企画のうまさが物をいっているのであろう。</div><div>　ＡＲ社は米国内ではＡＲ２およびＡＲ３の２種のスピーカー・システム、ＡＲＸＡと呼ぶプレイヤーとが家庭用ステレオの独占的製品としてよく知られているのだが、日本市場ではスピーカー・システムのみが高級製品としてよく知られている。アコースティック・サスペンション方式の低エフ・ゼロ・スピーカーはブックシュルフ・システムの別名とまでなっているが、いずれも日本では10万を越す高級品で、ＡＲ２からグレード・アップした最近のＡＲ５も12万以上と、すべて家庭用スピーカーとしては輸入品の中でもきわめて割高だ。</div><div>　しかし、ユンシューマー・レポート誌のA BEST BUYに選ばれることからも判るとうり、コスト・パーフォーマンスの点で非常に優れているのがＡＲの製品の特長であり、それがベストセラーとなる最大の理由なのである。つまりＡＲの製品はすべてポピュラーな性格の製品なのであり、しかも高性能という点に価値が高いのである。さて、ＡＲスピーカーの中でもひときわポピュラーなのがＡＲ４ａである。20センチの低音用と高音用スピーカーとの２ウェイ方式のこの小型のシステムは、ポピュラーな製品と狙って生れてきたわけではない。</div><div>　このＡＲ４の発売された67年の前年には、英国の代表的スピーカー・メーカー・グッドマン社が超小型システム「マキシム（米国名マキシマス）」を発売し、それは米国市場で大へんな人気を呼んだ。名とは逆にごくミニマム・サイズの「マキシム」は小さな体に似合わず、力強い低音とすばらしい中高の解明力で、なにごとも大きいものの好きな米国人の間でもかなり売れた製品であった。</div><div>　小型車ＶＷワーゲンに対すると同ように輸入品に対する対抗製品のトップ・バッターとして、それを作るにふさわしいベスト・セラー・メーカーＡＲ社が、マキシムを意識して作ったのがこのＡＲ４であった。</div><div>　ＡＲ４はマキシムほど小さくはないが従来のＡＲスピーカーのサイズよりはずっと小柄だ。しかし、その小柄に似合わず、大きな音を出した時にもびりつくことはなく、音にゆとりがある。小さく鳴らした時の澄んだ音は、大きく鳴らした時にも、少しも影りをみないのはさすが米国製品である。「能率の低い」という点はＡＲスピーカーの大きな欠点でありまたその特長ともなっているが、ＡＲ４も能率はあまり良くない。しかし大きな電気入力を加えた時、つまり大型アンプで鳴らすＡＲ４の素直な音はさすがハイ・ファイの本場米国のベストセラー製品とうなづけよう。特に、プログラムを選ばず、ヴォーカルもソロも、フルバンドも、ドラムもそしてピーターソンのピアノも素直な響きで鳴らす。</div><div>　３８、０００円という価格は日本市場ではちょっと割高だが、このスピーカーもまた価値がある製品なのである。</div>]]>
        
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    <title>デュアル 1019</title>
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    <published>2012-01-22T11:33:14Z</published>
    <updated>2012-01-22T11:54:44Z</updated>

    <summary><![CDATA[岩崎千明 スイングジャーナル　6月号（1969年5月発行） &nbsp;「SJ選...]]></summary>
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        <![CDATA[<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">岩崎千明</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">スイングジャーナル　6月号（1969年5月発行）</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333">&nbsp;「SJ選定　ベスト・バイ・ステレオ」より</p>
<p style="margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px Hiragino Kaku Gothic Pro; color: #333333; min-height: 18.0px"><br /></p><div>　つや消しみがきの白く光る金属肌と黒のつや消しのツートーンのガッチリしたメカニックなデザインで仕上げられたやや小ぶりのオートマチック・チェンジャー。それが、この３年間、米国ハイ・ファイ市場のプレイヤー分野をわがもの顔に独占しているＤＵＡＬ１０１９である。</div><div>　小型回転機器はキャリアに優る欧州製品が、常に米国市場を席巻していた。永い間、英国ガラードの製品が、そうであったし、最近では、ＡＲＸＡという簡易型プレイヤー以外は、このデュアルの製品だ。</div><div>　67年も68年にも込めコンシューマー・レポート誌ではレコード・チェンジャーを採り上げているが、その65年以来続けて A Best Buy に選ばれているのはＤＵＡＬ１０１９だけである。</div><div>　デュアルの良さは、ひとくちにいって、そのメカニズムの完全さと、ユーザーの立場ですべてを考えられた扱いやすさである。メカニズムの完全さ、口でいうとやさしいが、量産製品にとってこんな大へんな話はない。ひとつだけを精密に作ることはできても同じ精密さをそろえるのはすごく高くついてしまう。</div><div>　アームのスタート点、カット点は０・１mm以下精度を要求され、量産オートチェンジャーの難点のひとつが、デュアルにはこの点でもむらは全然見当たらない。</div><div>　デュアルならではの扱いやすさ、これは圧倒的なメリットだ。米国人に受けているのも、その実質的な扱いやすさからだ。扱いやすさというのは、プレイヤーとしてチェンジャーとしての根本的なメーカーサイドの姿勢によるものだ。今までの考え方、見方からは生れてこない。そして、それを実現するためには高い精度によって裏付けされた優れた機械工作技術が条件となっている。</div><div>　その実例をコンシューマー・レポート誌は、68年８月号でこう述べている。振動回転むら、回転数の偏差はごくわずかで問題にならない......。米国の数多くのプレイヤーの中でこう評価を受けているのはＡＲＸＡとＤＵＡＬ１０１９だけである。</div><div>　その使い良さの端的な例を上げてみよう。アンプのボリュームを、しぼらずに、アームをアームレスト（受け台）に落とすとき、普通はカタンとかカチとかスピーカーから、ショック音が出るものである。アームを指でなでると、スピーカーからサーサーと雑音が出る。これは市販の最近のアームのすべてにいえる程度の差こそあれそうでないアームはまずない。ところがデュアルにはこれがない。カートリッジ・シェルをさわる、たたく、こんなことはアンプのボリュームをしぼらずには禁物だった。デュアルは薩夫ンはほんの僅かで気になるほどではない。一見チャチな感じさえするストレート・パイプ・アームは何の変哲もないようにみえていて、ここまで考えて作られている。</div><div>　デュアルにはオートチェンジャーであるのにそこまで扱いやすさを考えている。ケースに装備されたままケースをたたいてみる。......なんていうことは、針飛びして国産品はおろか、舶来品でも禁物だ。ところがデュアルでは所ックにもびくともせずトレースも安定だ。しかもおどろくのはそのとき針圧１ｇ。３箇所のピラミッド型の３回捲いた支えスプリングがショックを吸収している。</div><div>　ベンツを生みワーゲンを創った西独の機械工業技術が、プレイヤーに結晶した。といえそうなのがこのデュアルなのである。</div><div>　オートチェンジャーでありながら０・７ｇまでの針圧でトレースが可能という高級プレイヤーとしての高性能にプロ用を思わすメカニックなデザインで今後ますます愛用者も増すことであろうと思われるデュアル１０１９である。</div>]]>
        
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    <title>デンオン DP-4500</title>
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    <published>2012-01-20T10:15:12Z</published>
    <updated>2012-01-20T10:24:06Z</updated>

    <summary><![CDATA[岩崎千明スイングジャーナル　4月号（1969年3月発行）&nbsp;「SJ選定　...]]></summary>
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        <![CDATA[<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">岩崎千明</p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); min-height: 18px; "><br /></p><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); ">スイングジャーナル　4月号（1969年3月発行）</p></span></span></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; font-size: 12px; ">&nbsp;「SJ選定　ベスト・バイ・ステレオ</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; font-size: 12px; ">」より</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "></span><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'trebuchet ms'; "><p style="margin-top: 0px; margin-right: 0px; margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; padding-top: 0px; padding-right: 0px; padding-bottom: 0px; padding-left: 0px; font: normal normal normal 12px/normal 'Hiragino Kaku Gothic Pro'; color: rgb(51, 51, 51); "><br /></p></span></span></span></span></span><div>　音楽ファンが、レコードから音楽だけでなく、音そのもののよしあしに気付いてくると、機械の方にもこり出してくる。そして装置がステレオ・セットから、アンプ、スピーカー、プレイヤーと、独立したコンポーネントになり、さらにそれが高級化の道をたどるようになって、オーディオ・マニアと呼ばれるようになる。その辺で妥協してしまえばよいのにこのあとも時間と金をつぎこみ、泥沼に入るようになると、呼ばれているだけでなく、本当の「マニア」になってしまう。そういうマニアが極点として、放送局仕様のコンポーネントを揃えるというのはしばしばみられる行き方である。海外製の高級パーツを揃える場合と似て、ひとつの標準として、自分自身に納得させ、安心させるに足るよりどころをそなえている点が、魅力となっているのだろう。たしかに、放送というぼう大な聴き手のマスコミにおいて使われる機器であるだけに、それは最大公約数的な意味の「標準」として、またさらに信頼度と安定度とを要求される。この「標準」によって音楽を聞くことにより、ひとつの安心感のもとに音楽を楽しむことができるというものだ。</div><div>　またさらにオーディオ一辺倒の音キチでなく、本当の音楽ファンが音の良さに気付いた場合の機械に対する手段としても、放送局仕様のパーツで装置を形成するケースも少なくない。どちらの場合でも、局用仕様という点が「標準」として誰をも納得させるからであり、そういう点では正しい結論といい得る。</div><div>　オーディオ技術が進み、しだいに優れた製品が多くなり、どれを選んだらよいかという嬉しい迷いが多くなったこの頃、放送局用仕様という「スタンダード」は、かくて大きな意味を持ってきたようである。</div><div>　特にＮＨＫにおいて使われている音楽再生装置に最近は著しくマニアの眼が向けられるようになった。三菱のダイヤトーンのスピーカーがそうであり、コロムビア・デンオンのテープ・デッキや、ここに紹介するデンオン・プレイヤーがそうである。</div><div>　デンオンは本来、ＮＨＫのスタジオ演奏用機器の設計製作だけを目的としたメーカーであった。ＮＨＫの他、官公庁の装置をわずか作るだけで、全然といってよいほど一般市販品を作っていなかった。</div><div>　ところが、コロムビアがデンオンを吸収したことが、マニアの福音となって、待ちこがれた局用仕様がマニアの手に入ることになった。</div><div>　その中でも、特に注目されているのが、ＤＬ１０３カートリッジである。</div><div>　ステレオ・レコード演奏用としてＮＨＫ技術研究所と、デンオンが協同開発したカートリッジである。昔モノーラル・レコード用として同様に協同開発したＰＵＣ３が米国の最高級と絶賛されたフェアチャイルドなどと互角に張り合った高性能を知る者にとって、このＤＬ１０３は大きな期待を抱かせた。そしてＤＬ１０３のこの上ない素直な音はどんなマニアをも納得させずにはおかなかった。装置の他の部分がよければよいほどＤＬ１０３はそれにこたえて新らしい音の世界を開いてくれたのである。</div><div>　コロムビア・デンオンが、高級マニアのために企画したプレイヤーＤＰ４５００に、このＤＬ１０３がつくのは当然すぎる企画だろう。そしてこのカートリッジの高性能を引出すシンプルな、しかし高精度で仕上げられたアームと、マグネフロート機構でロング・ベスト・セラーのベルト・ドライブ・ターンテーブルを組み合せたプレイヤーが、このＤＰ４５００だ。もし、予算に制限をつけず、安心して使えるプレイヤーを選ぶことを望まれたら、少しの迷いもなく薦められる、価値あるプレイヤーだろう。</div>]]>
        
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