瀬川冬樹氏のこと(その16)

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27年前のいまごろ、瀬川先生が最期に口にされたお酒は、
ホワイト&マッケイの21年もの、だと、
当時、ロジャースの輸入元だったオーデックスに勤められていたYさんから聞いたことがある。

医師の許可をとられて、病室で口にされている。
これがどういうことか、瀬川先生ご本人がよくわかっておられたであろう。

ホワイト&マッケイの21年ものは、瀬川先生の希望だ。
しかも、21年ものは、お酒が寝ているから、それを起こすための水も必要だ、と言われ、
水(ミネラルウォーター)の指定も出されたそうだ。

ホワイト&マッケイはスコッチ・ウィスキー。スコットランドであり、
スコットランドにはLINNがある。
当時オーデックスはLINNも輸入していた。

Yさんは、LINNのアイバー・ティーフェンブルン氏に連絡したところ、
ホワイト&マッケイの21年ものと指定のミネラルウォーターを、送ってくれたのではなく、
持ってきてくれたと聞いている。

病室でのお酒──、
瀬川先生がどんなことを考えておられたのか、
どういう想いだったのか、は、わからない。

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